育成リーグ実行委員会発足について
釧路青少年スポーツ育成リーグは、釧路の小学生カテゴリーにおいての健全な育成環境の整備や競技力向上を目的とし、近年急激に加速するスポーツの競技人口の減少に伴うチーム数の現状などに歯止めをかけるべく発足した実行委員会である。
育成リーグを通じて、スポーツ競技者の育成環境を創造し、スポーツをおこなう少年少女達の心身の健全な発達と競技力向上に貢献する。
☑️ミッション【育成】
・選手、指導者の育成
・補欠ゼロ宣言(グラスルーツ)
・ロークオリティーゲーム(LQG)の撲滅
・ハイクオリティーゲーム(HQG)の増加
☑️ミッション【普及・環境】
・競技人口を増やす取組み
・競技を始めやすい環境の整備
・競技を続けたくなる環境の仕組み作り
☑️バリュー【価値観】
・スポーツの楽しさと喜びを原点とする
・選手にとっての最善を考えること
・選手・指導者ともにフェアであること
・成長への高い志とチャレンジを継続すること
・関わりのある全てにリスペクトすること
☑️マルチスポーツの推奨
・15歳までにいろいろな動きを身につけることが重要
・複数のスポーツをやることで、競技パフォーマンスの効率を上げる。
・一流選手のほとんどが複数の競技を経験している。
・コーディネーション能力(運動神経)が向上する。 など。
■育成リーグを発足する理由
育成年代の大会を見ると、多くが「ノックアウト方式」の一発トーナメント形式で行われています。
最近の釧路では、リーグ戦の必要性があるという考え方が浸透してきたことと、皮肉にもチーム数の減少により、今までのトーナメントの試合数とリーグ戦の試合数がそれほど変わらないということで、市長杯や新人戦などがリーグ戦に変更となりました。
しかし、まだまだ『育成リーグ実行委員会』が掲げるビジョン・ミッション・バリューとの考え方や環境には、大きな差があるのが現状です。
☑️なぜトーナメント戦がダメなのか?
代表的なのが全道大会や全国大会などの、一回戦で負けたチームはそこで終了で、強いチームが何試合もできるシステムです。
つまり、弱いチームの選手は経験できる真剣勝負の数が少なくなってしまうのです。
リーグ戦の場合、あらかじめ試合数が決まっているので、勝っても負けても、真剣勝負の機会は確保されています。
選手は公式戦などの真剣勝負を経験することで成長していくものです。
練習試合ではなく、緊張感を持った中でどれだけ練習の成果を発揮できるか。その繰り返しこそが、選手を大きく成長させていくのです。
☑️リーグ戦化のポイントとは?
プロのリーグ戦では原則として、Jリーグであればホーム&アウェイで2回試合。
アジアリーグ、プロ野球においても同じ相手と年間通して数回以上試合をします。
同じ相手と複数回試合をするということは、試合を戦った経験を、次の試合に活かすことができるわけです。
最初の試合で負けたのであれば、失点場面を振り返って、次に同じやられ方をしないように対策を練る。
そして、分析をして次の試合でトライする。
それを繰り返すことが、選手や指導者の成長につながる一つの方法だと思います。
これは、「ノックアウト方式」の一発トーナメントでは不可能です。
また、負けたら終わりの1発トーナメントで、特に勝ち負けが重要な大会になると上手な選手だけが出場することになり、そこで試合に出られない補欠の選手が発生し1大会で1シフトも経験することなく大会を終了する選手が出てきます。
これも、「ノックアウト方式」の一発トーナメントの弊害であります。
2つ目は、それぞれの選手が自分にあったレベルのリーグ、チームで公式戦をプレーできることがプレイヤーズファーストだと思います。
適切なリーグ戦化をすることで、適度な緊張感と適度なプレッシャーがかかる試合を選手全員が戦うことができるようになります。
その中で選手も指導者もトライ&エラーを繰り返し、試合の反省を活かしてトレーニングで修正し、次の試合に臨むというサイクルができてきます。
☑️適切なリーグ化の必要性とは??
現状の選手の年齢や個人のレベルの差が大きく、さらに強いチームと弱いチームが混在する状態の1つのトーナメントやリーグの場合だと、試合をしても結果が20ー0などの大量得点差で勝負がつくなどのロークオリティーゲーム(LQGとは6点差以上差がついた、両チームにとってなんの有意義性も持たない程度の低い試合のこと)が多数発生します。
適切なリーグ化をするにあたって重要なのが、適切なレベルのグループ分けです。
選手の育成に重要な6点差以内で、毎試合勝つか負けるかのインテンシティの高い接戦が常にあるハイクオリティーゲームをいかに作れるかが重要となります。
また、リーグ戦でカテゴリーが1部、2部、3部と別れると、どのチームが強いかは一目瞭然。選手の中に「上のリーグでプレーしたい」という気持ちが出てくるのは自然なことです。
現状だと、トップ選手になりたい子と単純にアイスホッケーを楽しみたい子が同じチームにいて、お互いに意見や行動が合わず言い合ったりすることもあります。
同じ志を持つ子同士が、同じレベルのリーグやチームでアイスホッケーができる仕組みを作れば、全てのカテゴリーの競技者にとって、とても有意義なアイスホッケーを楽しむことができます。
☑️選手の育成、指導者の育成について
育成リーグを運営していくにあたり、選手の適切なプレー環境の整備とともに大変重要なのが選手を育成していく指導者のレベルアップも必要です。選手達の育成には、「適切な環境」でプレーをしながら「適切な指導」を受けることが重要なカギとなり、どちらとも欠落してはなりません。
指導者も、選手同様に日頃から指導者としての勉強を欠かさずに継続し続けなければなりません。
勉強をせずアップデートしない指導者は、選手の前に立つことは許されません。
指導者として、学ぶのを辞めたとき、それは指導者を辞めるときです。
育成リーグ実行委員会では、リーグの運営と合わせて指導者の勉強会も実施します。
講師には分野ごとに専門の先生を招致して講習をお願いします。内容については下記の内容を考えております。
○オンアイス・オフアイス・ゴーリー・ルール・食育・メンタルなど。
☑️まとめと今後について
- 全ての競技者がそれぞれのレベルに合ったカテゴリーでアイスホッケーができる環境作り。
- ロークオリティーゲームの撲滅と補欠をゼロにすること。
- 接戦の試合数を増加させる。※ハイクオリティーゲームの増加。
- 選手の育成と指導者の育成を同時進行で実施する。
- 「ノックアウト方式」の1発トーナメントを廃止。
- 学校単位からカテゴリー単位への移行。
- U9以下のフルアイスでのゲームを全てクロスアイスに変更。