こんにちは、田中コーチです。
今回は、試合前の氷上練習を見ただけで、チームとしてのレベル(上手い下手の技術的なものでは無い)が簡単にわかってしまう、弱いチーム(チーム力が低い)がやってしまうダメな行動について解説していきます。
この記事を読んだあなたは、是非自分のチームの状況を確認して見て下さい。
ダメな行動を取っていなければ、あなたのチームは良い指導・良い意識レベルでやっているチームでしょう。
もしも1つでも当てはまってしまったチームがありましたら、次回から改善しましょう。
改善することで、きっとあなたのチームは1つでも多く勝てるチームとなるでしょう。
☑️この記事の信頼性
【弱いチームの特徴】試合前の氷上練習を見たらチームのレベルが分かります!
▶︎YouTube版はこちら…現在作成中
私はこれまでの13年間釧路で指導者として活動してきました。
小学校や中学校の単独チームのヘッドコーチや、各カテゴリーの釧路選抜の監督を務め、色々なチームと戦ってきた経験を元に今まで感じてきたこと話したいと思います。
弱いチーム(技術が高い低いではなく、チーム力低いチームの事)が試合前の氷上練習でやってしまっているダメな行動には共通点がありますので、そこら辺を中心に見ていきましょう。
私が先日Twitterでコメントしたのがこちら。
こんな感じでTwitterには呟いたんですが、
試合前のアップを見るだけで、だいたいチーム力がどの程度かわかります。
アップも氷上練習もトレーニングも食事も、全ては試合で戦うための準備です。
良い成果を出す選手(チーム)は、必ずと言っていいほど良い準備をしています。
”準備8割、本番2割”
↑これにつきますので、皆さん良い準備をして試合に臨みましょう。
⬇︎⬇︎まだ読んでない方はこちらを先に読んでいただくと、より深く内容がわかると思いますので貼っておきますね。
-
#018【上達しない選手の特徴】良い選手はリンクに乗ってすぐに〇〇はやりません。
こんにちは、田中コーチです。 今回は、氷上に上がった瞬間に選手がどんな行動を取っているかを見るだけで、選手の意識レベルが簡単にわかってしまう、成長しない選手がやってしまうダメな行動につい ...
続きを見る
《目次》
①試合前のアップは、GKを最優先に考えよう。
②まとめ
試合前のアップは、GKを最優先に考えよう。
はい。
まず冒頭から結論ですが、弱いチーム(チーム力の低い)はとにかくアップが下手です。
さらにGKをシュートの的かのような扱いをしているチームを多く見かけます。
GKはチームの守護神であり、勝ち負けを大きく左右するポジションであるGKが、いかに絶好調の状態で試合に臨めるか。
プレーヤーが1得点取る価値よりも、GKが1失点防ぐ方がよっぽど価値があります。
当たり前ですが、1点入れられたら2点取らなければ勝てませんからね。
頭では分かっていても、それを行動に移さなければ分かっていないのと一緒です。
そんなことを念頭に置きながら、チーム力の低いチームがやりがちな試合前の行動を見ていきましょう。
①GKがクリーズの準備ができていないのにシュートを打つ。
GKにとってゴールやクリーズまわりは聖域です。
GKがクリーズまわりを整備しているときにシュートを打つなんてあり得ません。
また、集中してストレッチしているGKのレッグパットを叩いて邪魔をしない。
プレーヤーはリンクに乗ったらまずやることは、
・まず初めにソッコーでゴールの準備をする。
・ゴールの設置位置が悪かったら直してあげる。
・GKの準備ができるまで、ストレッチやハンドリング、パックの準備などをして待つ。
②初っ端からハイショットを打つ。
自分のことしか考えていないプレーヤーは、自分が気持ちよくシュートを打つことしか考えていないので、初っ端からGKに向かってハイショット(高いシュート)を打ちますね。
はい。ダメ。
基本中の基本ですが、まず初めはローショット(低いシュート)から打ち、リバウンドコントロール(スティック・レッグパット)をさせてあげましょう。
そして次にハイショットに切り替え、キャチングとブロッカーに打ち分けてセービングする流れにしましょう。
③ヘッドショットをかます。
これは一番タブーですね。最悪。
試合前のアップでGKのマスクにパックを当てるなんて、マジで即刻退場(マッチペナルティーよりも重い罰を与えてくれ)
スパイ以外の何者でもない。
④バランスを崩しているのに打つ。
これは試合に限らずですが、GKがセーブして、バランスを崩して転んだり背を向けているなど、シュートに対して準備ができていない時にシュートは絶対にしないこと。
余計な怪我の原因になる。
GKの防具は正面は基本的に安全に出来ているが、背後は危険な場所もあるのでシュートはやめましょう。
⑤パスレシーブのミスが多い。
1ー0、2ー0とアップしていく中で、GKは正体して待ってるのにプレーヤーがレシーブミスばっかりで、ぜーんぜんシュートがゴールに飛んでいかない。
さらに、そのレシーブミスしたパックを取りに行ってシュートを打つ奴がいる。
リズム悪くなるからミスしたら早く避けてパック回収して、さっさと列に並んでくれ。
⑥シュートが枠に入らない。
これも⑤に近いですが、シュートが枠に入らなかったらGKのアップにならない。
強いシュートじゃなくていいから、最低でもゴールの隅や5holeにしっかりコントロールして打ちましょう。
⑦ラストパスが多い。
・2−0や2ー1のアップで、エントリーしてからパスを4回も5回もつないでシュート。
そもそもゲームシチュエーションじゃないし、現実的ではない。
・試合につながらないし、GKで遊ぶな。
プレーヤーが気持ち良くなるためにアップしてるんじゃない。
・エントリーしたらハイスロットもしくはハッシュマークで1回パスしたら、パチンっと合わせてシュートを打つ。
”パン、パン、パン”っとリズム良く、エントリーしてパスしてシュートしましょう。
⑧ゴール前がパックだらけ。
シュートを打ったら打ちっぱなし。
パックがゴール前に散らばってて良い練習できますか?
右にパックが外れても左にターンして知らんぷり。
試合でもプレーと逆方向にターンしますか?
⑨リバウンドに対してしつこい。
アップでのリバウンドに対して、何度も何度も入るまでプレーする選手。
GKからしたら邪魔なだけです。
アップでスコアにこだわるな。テンポが悪くなる。
試合で相手GKにやって点数入れてくれ。
⑩ナイスセーブで終わる。
やはり試合前のアップ(準備)は、心も身体も良い感じで終わりたいですよね!
GKが良い状態でアップを完了するためには、ナイスセーブで終わることです。
プレーヤーはGKがナイスセーブするように、キャッチングへコントロールショットしたり、リバウンドに対して伸ばしたレッグパッドにタイミング良く当てたりしてナイスセーブを演出する。
それも技術であり、チームワークでもあります。
アップではしっかりとGKのナイスセーブで終わりましょう。
まとめ
それでは、まとめとして
❶GKのアップを最優先に考えましょう。
❷GKにヘッドショットや余計なリバウンドはやめましょう。
❸いかにテンポ(リズム)良く出来るかプレーヤーが工夫しましょう。
実際にGKを中心に考えてアップすると、プレーヤーにとってもチームにとっても良いことばかりです。
チームの監督やコーチもしっかりと選手たちにこの事を伝え、良いチーム作りをしていただけると嬉しいですね。
がんばっていきましょう。
☑️この記事を書いております田中雄也です!
【プロフィール】
■一般社団法人スキルチャレンジ
■代表理事 田中雄也
■1983.02.26
■サラリーマン&起業家&アイスホッケーコーチの三刀流✂️
■北海道、主に釧路市や道東地区を中心に活動
●合言葉は、
《できる・できないではなく、やるか・やらないか》
🏒アイスホッケーの競技歴は、小・中・高・大学と、現在も社会人でプレー。
🏒アイスホッケーの指導者歴は13年。(2020年2月現在)
🏒氷上練習の指導回数は、年間で約300回以上。
🏒現在も幼児〜オリンピック選手まで幅広く、毎年200名以上を指導している。
田中雄也の各SNSのページはこちら⬇︎⬇︎
【Twitter】yuuya_11_
【Instagram】www.instagram.com/tanakayuuya11/
【Facebook】https://www.facebook.com/yuuya.tanaka.33
※皆さんの暖かいフォローよろしくお願いします。
タナブログの過去記事はこちらに貼っておきます⬇️⬇️
-
tanaBlog(タナブログ) 〜田中雄也 Official Blog〜
いつもtanaBlogをご覧いただきありがとうございます。 こちらは当法人代表の田中雄也が、 皆さんに少しでもプラスになってもらえるよう 私の学んだことや実際に経験した事を書いているブログです ...
続きを見る